「水俣条約3周年記念~特別公開ゼミ」について

 水銀に関する水俣条約は、2013年に水俣市・熊本市で開催された外交会議において採択されたもっとも新しい条約の一つです。水俣条約は水銀のライフサイクル全体を通して水銀の排出によるリスクを削減することを目指しており、日本は2016年2月に条約を締結しました。また、条約の採択以来、毎年水俣市において条約の採択記念行事を行っております。今年度は水俣市での記念行事に加えて全国で水銀と水俣条約に関する公開ゼミを開催し、条約の周知と理解を進めていく予定です。

 公開ゼミは「日本や世界の水銀による環境汚染から我々は何を学び、何を次世代に伝え残していくべきか」を共通テーマとして、水俣病問題が引き起こしたこととその教訓が次の世代に引き継がれて行くように、大学生、高校生を中心とする若い世代を対象*として実施いたします。日本の水銀研究を第一線で行っている研究者が、共通テーマのもとで個別の論点を設定して、参加者との討論形式の意見交換を交えつつ課題に対する理解を深めて行きます。 (*参加年齢を限定するものではありません)

開催概要

特別公開ゼミの参加者を募集いたします。参加ご希望の方は下記をご確認の上、お申込みください。
日時 会場 個別テーマ 講師概要 申込み締切
【第1回】
 2016年11月9日(水)
 15時~17時
山形大学理学部3号館 31番教室
〒990-8560
山形県山形市小白川町一丁目4-12
金と水銀:
水俣条約の背後にある問題
村尾 智 博士
山形大学理学部客員教授
専門分野:人力・小規模採掘
申込は終了しました
【第2回】
 2016年12月17日(土)
 15時~17時
大阪大学シグマホール
〒560-0043
大阪府豊中市待兼山町1−3
水銀に関する水俣条約:
誰がどうやって作ったの?
日本の貢献はどこにある?
宮崎 麻美 博士
熊本学園大学 経済学部 講師
専門分野:環境政治学、国際関係論
申込は終了しました
【第3回】
 2016年12月21日(水)
 15時~17時
東洋大学白山キャンパス
2号館16階スカイホール
〒112-8606
東京都文京区白山5-28-20
水銀リスク:
安全に管理するには?
水俣条約にみる国際社会と日本の取組
袖野 玲子 氏
慶應義塾大学 環境情報学部 准教授
専門分野:環境政策
申込は終了しました
【第4回】
 2017年2月23日(木)
 13時~15時
熊本県立大学CPDセンター
〒862-8502
熊本市月出3丁目1番100号
水俣条約と廃棄物:
国連日本人職員の奮闘
本多 俊一 博士
国際連合環境計画
国際環境技術センター 企画官
専門分野:廃棄物管理
申込は終了しました
募集人員:各回80名(応募者多数の場合は抽選させていただきます)
会場では特別公開ゼミのほか、水俣条約関係のポスター展示も行います。

お申込み注意事項

・ご使用の端末やソフトの設定を確認し、minamata3_seminar@stage.acからのメールに対するフィルタおよび受信拒否を解除してください。
・当日の実施風景を撮影し、水俣市の広報目的のために使用することがございます。ご了承ください。

お申し込みに関するお問い合わせ先

「特別公開ゼミ運営事務局」
(株式会社ステージ内)

E-Mail :minamata3_seminar@stage.ac
(受付時間 10:00~18:00 土日・祝日を除く)